気心道 -タオ療法の秘力-

大和書房

遠藤喨及 著

本書の一部紹介

人生はよりよいものに変えられる

 

本書は、気と心の世界について述べたものです。

しかし同種の他の本とは、まったく違います。何が違うのでしょうか?

 

それは、ここには、古典で気はどう説明されているか、などといった

知識については、いっさい書かれてありません。書きたくないのです。

なぜかと言うと、体験の裏づけのない知識は、

真実のうわずみにすぎないからです。真実そのものではないからです。

 

私は思うのです。人に体験をもたらさない知識は有益と言えるのだろうか?

(ああ、こんなことを考える性格だから、高校を二つも中退したんでしょうが)

さて、自分のことはさておき、私としてはあなたに

知っていただきたいのです。ぜひとも体験していただきたいのです。

あなたは、心を開きさえすれば、

すぐにでも、気の世界を感じ取ることができるんですから。

 

そしてあなたに、この気を通じて開かれる人生が、どんなに豊かな

ものであるかを味わっていただきたい。これを知らずして人生を語るな、

って思うくらいなんだもの。あくまでも個人的な感想ですが・・・。

 

たとえ百万言を費やして語ったところで、それが実感を

ともなったものでなければ、人の心を打ちません。

まして、人の生き方を変えることなどはできません。

人に何かを思いこませたところで虚しいだけです。

洗脳など、一日中流れているテレビのコマーシャルに任せておけばよい。

 

だから、実践による実感。これだけを大切にしたい。

いのちは、実感の中にしかないから。

いったい何が正しくて、何がウソなのか? 時にそれは、

それまでの思いこみを捨てなければ、わからないことがあります。

 

この世の常識に縛られている自分の心を捨て、

自分を否定する自分の心も捨てる。

しかし決して捨ててはいけないものがあります。

それは、人の心に対する夢です。

人の心はよりよいものになり得るのだ、という夢を捨ててしまったら、

教育は成り立ちません。教育が成り立たなければ、

もはやその社会に未来はありません。

 

時に私たちは、未来の地球はどうなるのか? ということを考えます。

しかしそれを知りたければ、子どもたちを見ればよいのです。

未来をつくるのは、他でもない、子どもたちなんですから。

 

「気と心の学校」に大人も子どももありません。

しかし、学校と銘打っているのはなぜでしょう?

それは気と心の学校が、「人の心は変わり得る。

人生はよりよいものに変えられる。未来の地球を、

よりよいものにできるはず」と、そんな夢を持って行われているからです。

そしてあなたは、自らの「気と心とたましい」を、

そのために育てるのです。あなた自身の手で。