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捻挫(ねんざ)

11月の末に駅の階段から落ちたのを軽く見て湿布だけですませてしまったら、年を越しても鈍痛が引きません。

 

正月の親類の集まりで正座が苦しくて子どもの前で足を崩さなければならなくなり、示しがつかず困りました。慢性の痛みには東洋医学の方がいいよ、というアドバイスをいただいたのはその時でした。

しかし、すぐに何かを、とは思っていませんでした。

 

偶然に新書「気の経絡指圧法・安らぎのツボ 実技篇」を図書館で見つけて会社の机に読みかけを置いていたら、来社した方がご覧になり、「知り合いが(セミナーに?)行ったけど、いいみたいですよ」と。軽い気持ちで電話予約を入れました。

 

初回はいつもの通り自転車通勤の帰りに寄りました。

早速着替えて指圧をうけると、今まで受けた「てもみん」などの指圧でのコリが取れる感と大きく違う不思議な感じでした。

 

指圧自体は、ところによっては「痛キモチイイ」強さのところもありますが、全体としては以前受けた指圧よりはるかに弱い押し方でした。

場所によって色々ですが、すーっつ、じーん、ずーんとする感じです。

と同時に、押されているところとその周りだけでなく、ずいぶん離れたところが反応します。

 

首筋を押されているのに痛いほうのくるぶしがじんじんする、肩を押されているのに腕から首筋までぴりぴりする、すねを押されているのにわき腹が温かくなる。

もぐらたたきや暗渠水路の弁の開け閉てのようです。

終って、足首の痛みがすっとなくなったとともに身体が軽くなりました。

 

翌日、これがメンゲンというものか、だるくはないし、体調はいいのですが動きが鈍く、頭はぼけてはいないけど働いていない感じでした。

日ごろは集中型で仕事にかかれるのですが、流して作業するのがようやっとでした。

その翌日から5日後の2回目まで足首の痛みは軽いままで、体調・気力とも充実していました。

 

3週間目に生理が来ました。普段は感情のコントロールが悪いほうではないかわり、生理前は周囲に迷惑がかかるくらい感情が爆発したり議論で人をやり込めてしまったりすることが多かったのですが、今回はなく、生理自体も量の割には軽めですみました。

 

ただ、このころから気力がないな、と感じることが増えてきました。

すべきことは大体なんとかやってしまえるほうだったのですが、これはもういいやとやる気がおきないこと、しんどいなと思うことが増えてきました。

 

寝覚めがよい方で7時なら7時におきると決めれば必ず目が覚めたのですが、2月目に入ったくらいから目覚ましが鳴らないとおきられないこと、うっかりすると寝過ごすことがちょくちょくおきるようになってしまいました。

 

睡眠時間が4時間半と6時間が一日おき、忙しいときは3時間程度でそれなりに動いていたのですが、今では6時間が標準、4時間半を2日続けるのは眠くてできません。

 

また、身近な人に対する不満を意識する機会が多くなってきました。

結果、職場で不機嫌な顔をしてしまったりすることが起きていますが、その分、感情を爆発させる回数は減っています。

 

以前感じていた強い行き詰まり感が薄くなっていますが、全体に、自分に対するコントロールが悪くなった気がします。

 

3ヶ月目となった最近、正座が再び長時間できるようになっていることに気がつきました。

もっとも、痛みが全くなくなったわけではありませんし、以前は感じなかったしびれに悩まされています。睡眠時間6時間でも眠いのも以前では考えられないことです。

 

忘れていた子どものころの土踏まずの痛みが再発したり、若いころ悩まされたあごの吹き出物が再発したりしていて、体調がよくなったかといわれるともろ手をあげて賛成するわけにはいまひとつ行きません。それでも、不思議と続けたいと思っています。

 

M・Uさん(40代女性、東京都在住)のタオ療法体験記

 

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